子供の自転車用ヘルメット!その選び方合ってる?合ってない?どっち?
- 2017.08.17
- 子供関連
子供が自転車に乗るようになれば、安全を第一に考えるのも親の務めです。
補助輪を取外し自転車に乗れるように沢山練習をする過程で、当然転倒することだって何度もあります。何度も失敗する事で、子供はどんどんコツを掴んで上達して行きますからね。
転倒した時1番守らなければいけない部分は頭で、その頭を保護してくれる物がヘルメットです!
そんな大切な頭を守ってくれるヘルメットですが、数ある子供用ヘルメットの中でどのように子供に合う商品を選べば良いのか、分からない方も居るのではないでしょうか。
そこで今回は、「子供の自転車用ヘルメットを選びたいけど、どう選べ良いのか困っている」方向けに
・ヘルメットはこう選ぶ!
・ヘルメットは必ず必要?
この2つについて、紹介していきます!
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ヘルメットはこう選ぶ!
子供の自転車用ヘルメットは、どう選ぶべきなのか?
何も分からないままデザインだけで選んでしまうと、子供の頭に合っていない物を選んでしまう可能性があります。
合っていないヘルメットは、いざという時に大切な子供の頭を守れません。
選び方はとても簡単ですので、参考にしてみて下さい!
ヘルメットを選ぶ時のポイントは、たったの3つ!
①子供の頭囲を測定
②マークの確認
③実際に被らせる
この3つのポイントをおさえていれば、正しいサイズのヘルメットが選べます。
では、それぞれについて簡単に説明していきます。
①子供の頭囲を測定
ヘルメットは、頭の大きさによってサイズが異なります。
予め、ヘルメットを買いに行く前に用意しておいて欲しいのが、小さめの巻尺。
事前に、子供の額から後頭部の一番出ている部分の周りを測っておきましょう。
(この部分を頭囲と呼びます)
なぜ事前に測るのかというと、ヘルメットを選びにお店に行った時、私はお店のスタッフに聞けば子供の頭囲くらい測ってもらえとばかり思っていました。
しかし、考えが甘かった・・・。
買いに行ったお店では子供の頭囲は測ってくれず、自分で測ってから再度お店に行きました。皆さんは二度手間にならないよう、先に測っておきましょう!
また、ヘルメットのサイズ表記は、センチメートル(㎝)とアルファベットの2種類あります。
子供の自転車用ヘルメットサイズ | |||||||||
頭囲 | アルファベット | XS | S | M | L | XL | XXL | フリー | |
センチメートル(cm) | 53~54 | 55~56 | 57~58 | 59~60 | 60~61 | 63~64 | 57~59 |
私のお勧めですが、子供の頭は日々少しずつ成長するので、ヘルメットの後ろにサイズ調節用のアジャスターが付いているタイプを選ぶのが良いと思います!
②マークの確認
ヘルメットを選ぶ上で、安全性も重要になってきます!
安全基準が満たされている商品には、
・日本メーカー:「SGマーク」
・ヨーロッパメーカー:「CEマーク」
・アメリカメーカー:「CSPCマーク」
など、それぞれの国の基準適合マークが付けられているので、必ず確認しましょう。
※マークが無い商品も中には有ります。(義務づけられていない為)
その場合は、ヘルメットの欠陥が元で人身傷害が発生しても賠償制度はありません。
逆にマークが付いていれば、安全審査を受けている商品なので賠償制度が保証されています。
また、ヘルメットには使用期限があることをご存じでしょうか?
リサイクル品でもいいと考えている方は、気をつけて下さい!
多くのメーカーは、内外部の痛みを考え3年を目処に交換を推奨しています。
リサイクル品の場合は、いつ購入された商品なのか分からない為、私としてはやはり新品で尚且つ適合マークが表示されてあるヘルメットを選ぶのが良いと思います!
③実際に被らせる
先程、子供の自転車用ヘルメットサイズ表の時にも伝えましたが、メーカーによって多少サイズが変わってきます。
また、子供の頭の形は日本と欧米の子では、異なると言われています。
その為、海外メーカーで作られたヘルメットは、その国仕様になっているので被った時に違和感を感じるかもしれません。
なので、子供が実際にヘルメットを被った時のフィット感も重要です!
嫌がらないヘルメットを選ぶには、必ず子供に被らせてから購入しましょう。<スポンサーリンク>
ヘルメットの必要性は?
Q:道路交通法では、児童・幼児(13歳未満)が自転車に乗る時にヘルメットは必要なのか?
A:必要ありません。児童・幼児のヘルメット着用は、あくまで注意喚起レベルです。
※詳しくは、こちらの道路交通法第63条の11を参照して下さい。
Q:ヘルメットを被っていなくても、警察に止められて罰金とかは無いのか?
A:道路交通法は義務では無いので、罰金はありません。
とは言え、いくら義務ではないとしてもやはり子供の安全を守る為には、ヘルメットは必需品です。
警察庁統計データによれば、平成27年中の自転車乗用中負傷者数は97,000人で、そのうち13歳未満の子供の事故率は、全体の8.4%(8,148人)となっています。
更に、交通事故総合分析センターによれば少し古いデータですが、平成21年~23年までの自転車事故の死亡者数1,981人のうち頭部損傷で亡くなった人は、全体の64%(1,268人)で、かなり衝撃的な数値です・・・。
しかし、事故データからヘルメットを正しく被っていた(事故当時ヘルメットが離脱しなかった)事で頭部損傷による死者の割合が、1/4低減している事も実証されています。
※詳しくは、こちらを交通事故分析レポートを参照して下さい。
今紹介したデータは、子供だけのデータではないですが、ヘルメットが如何に大事なのかが分かります。
子供が自転車に乗れるようになる為には、練習を沢山しなければいけませんし、練習の過程で転倒する事だって有ります。
上達して公道を乗るようになっても、考えたくはないですが、もしかすると車や自転車等と接触事故を起こすかもしれません。
そんな時に、ヘルメットを正しく被らせる事で、大切な子供の命を守る事が出来るので、必ず被らせてあげて下さい!
まとめ
○ヘルメットを選ぶ時のポイントは3つ!
①子供の頭囲を測定
・事前に巻き尺で子供の頭囲を測っておき、サイズが合っているか確認する。
②安全マークの確認
・安全性が保証されているヘルメットには、適合基準マークが付けられているので確認する。
③実際に被らせる
・購入前に必ず子供に被せ、子供の頭にフィットしているのか、更には子供が嫌がらず被る事が出来るのか確認する。
○道路交通法では、児童・幼児(13歳未満)が自転車に乗る時、ヘルメットの装着は義務付けられてはいませんが、自転車事故で頭部を損傷して亡くなっている方は、とても多いのが現状です。大切な子供の命を守る為には、ヘルメットは必要です!
これから子供の自転車用ヘルメットを選ぶ方に、今回紹介した内容が少しでも手助けになれれば幸いです。子供の頭に合った適切なヘルメットを選び、大切な子供を守りましょう!
この他にも、自転車関係の記事を書いてますので参考にしてみて下さい(^-^)
・[必見]子供の自転車サイズはこう選ぶ!○○との関係性が超重要?!・子供の”自転車保険”に加入する意味本当にある?その真相はこれだ!
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